四代目小桜一家は意見聴取を欠席 7月に指定暴力団へ再指定の見通し
鹿児島市を拠点とする四代目小桜一家に対する指定暴力団・再指定の意見聴取会を県公安委員会が開きました。四代目小桜一家側は欠席し、7月に指定暴力団として改めて指定される見通しです。
指定暴力団の「指定」は都道府県の公安委員会が行うもので、昨年末現在、全国で25団体が指定されています。期間は3年で、指定されれば、みかじめ料の要求や不当な債権の取り立てが禁止されるなど暴力団対策法における規制の対象となります。
県公安委員会は四代目小桜一家の指定がことし7月に切れるのを前に意見聴取会を18日、県警で開きましたが、四代目小桜一家側は欠席しました。正当な理由なく欠席した場合は指定が認められていて、四代目小桜一家はことし7月に指定暴力団として改めて指定される見通しです。
県警によりますと四代目小桜一家は前回の指定以降の3年間に傷害や恐喝などの容疑で組員のべ19人が摘発されています。県警が把握している県内の暴力団員らの数は19日現在、およそ180人で、10年前の2012年の520人と比べるとおよそ3分の1に減っています。
団体ごとの内訳は四代目小桜一家がおよそ80人、六代目山口組がおよそ60人、神戸山口組がおよそ10人、絆會がおよそ10人などです。県警は引き続き取締りを強化する方針です。
MBC南日本放送 | 鹿児島