大麻の摘発人数が過去最多5482人 5年で2倍以上に 7割が20代以下
去年1年間に所持や密売など大麻にからみ摘発された人の数が5482人にのぼり、過去最多となったことが警察庁のまとめでわかりました。
警察庁によりますと去年全国で大麻にからみ摘発された人は5482人で、この5年で倍以上となり過去最多を更新しました。
年代別では20代以下が7割を占めていて、20代で2823人、20歳未満で994人となり、最年少の14歳は4人いました。
大麻リキッドや大麻ワックスなどといった「大麻濃縮物」にからむ摘発が増加傾向にあり、警察庁が今回初めてまとめた統計では573人と全体の1割を占めました。
全体のうち8割近くが初犯で、去年摘発された829人へのききとりでは、初めて使用したきっかけについて「誘われて」と答えた人が7割近くを占めたということです。
入手の方法については、SNSなどの「インターネット経由」がもっとも多くおよそ3割で、次いで「友人・知人」からが2.6割でした。
また、大麻に対する危険性の認識が「全くない」または「あまりない」と答えた人は8割近くに上りました。
一方、覚醒剤にからみ摘発された人は近年減少傾向にあるものの依然として多く、去年は7824人で、このうちおよそ4割が組員など暴力団関係者でした。
錠剤型の覚醒剤の押収が特に目立ったということです。
TBS NEWS