新宿の同じビルにポーカー賭博店2店 経営者ら15人など容疑で逮捕

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新宿の同じビルにポーカー賭博店2店 経営者ら15人など容疑で逮捕

東京・新宿の9階建て雑居ビルの9階でポーカー賭博店を開いたなどとして、警視庁は、店の経営者と従業員計7人を賭博開帳図利容疑などで現行犯逮捕し、30日発表した。このビルには5階にも別のポーカー賭博店が入っており、同庁はこちらについても経営者と従業員計8人を同容疑などで逮捕した。  

暴力団対策課によると、9階に入る店は中国籍の男(40)=東京都足立区=が、5階の店は別の日本人の男(42)=新宿区=ら3人が経営。この4人を含む2店の従業員ら計15人は29日未明、それぞれの店で現金をかけるポーカー賭博を客にさせた疑いなどがある。29日未明に両店を同時に家宅捜索し、当時店にいた客計10人も賭博容疑で現行犯逮捕した。  

いずれの店も15坪程度のワンルームで、ポーカー台が1台ずつ置かれていた。同課は、9階の店が2020年5月以降の約2年間で約6億5千万円、5階の店が今年3月以降の約3カ月間で約4800万円を売り上げたとみている。  

昨年6月にこのビルで発生した強盗未遂事件の捜査の過程で、店の中にポーカー台やチップが置いてあるのを捜査員が発見。違法な賭博店とみて捜査を続けていた。  現場は、JR大久保駅から西に約100メートルの場所で、雑居ビルやマンションが立ち並ぶ。(高嶋将之、山口啓太)

朝日新聞社

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