「国際ロマンス詐欺」で58歳を指名手配 4億円被害か 大阪府警

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「国際ロマンス詐欺」で58歳を指名手配 4億円被害か 大阪府警

米国籍の女性を装って男性から現金をだまし取ったなどとして、大阪府警は18日、アフリカのガーナに滞在中とみられる森川光容疑者(58)を詐欺の疑いで指名手配し、顔写真を公開したと発表した。マッチングサービスで親しくなった相手に恋愛感情を抱かせ、金銭を要求する「国際ロマンス詐欺」に関わっているとされる。  

府警国際捜査課によると、一連の事件では国内各地の男女65人が計約4億円をだまし取られたとされる。

このうち大半が、ガーナの国際犯罪グループと関わりがある森川容疑者に送金されていたという。  この事件を巡り、府警はこれまでに国内で日本人やガーナ人ら男女15人を詐欺容疑などで摘発した。米軍の医師を装って知り合った相手に「宝石を贈りたい」と持ち掛け、送料名目で現金をだまし取るなどの手口が目立ったという。  

15人には、病死した指定暴力団住吉会傘下組長の男性(当時56歳)も含まれており、府警は暴力団の組織的な関与も視野に捜査を続けている。森川容疑者に関する情報は曽根崎署(06・6315・1234)へ。


毎日新聞【木島諒子、金子昇太】

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