郡山発砲事件で男を逮捕 刃物所持疑い、拳銃のようなものも押収
郡山市朝日で17日深夜に発生した発砲事件で、郡山署は同日午後10時40分ごろ、現場でナイフ2本を持っていたとして、銃刀法違反の疑いで本籍西郷村、住所不定、無職の男(54)を現行犯逮捕した。男は拳銃のようなものも所持していたことから、同署は発砲したのは容疑者の男とみて調べている。
逮捕容疑は正当な理由がなく、刃渡り6センチ以上の折り畳み式のナイフ2本を所持した疑い。
同署は、発射したとみられる弾を現場付近で1個発見しており、押収した拳銃のようなものも含めて本物かどうか鑑定を進めている。発砲したのは2発とみており、もう1個の弾を探している。1発は地面に向けて撃った可能性が高いという。拳銃のようなものは、ナイフが入っていたバッグに一緒に入れて、所持していたとみられる。
捜査関係者によると、事件当時、現場となった飲食店駐車場の周辺には、酒に酔った状態の容疑者の男を含めて男女数人がいた。同署は何らかのトラブルがあり、発砲につながったとみて背景を調べている。
現場近くの飲食店関係者は「『やめろ』などと言い争う男や女の声が聞こえた」と事件当時を振り返った。
福島民友