「トラブルを防止するため」暴力団に情報漏洩 千葉県警が警部補を戒告処分

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「トラブルを防止するため」暴力団に情報漏洩 千葉県警が警部補を戒告処分

千葉県警は3月4日、家宅捜索を行う情報を事前に暴力団幹部に洩らしたとして、59歳の男性警部補を戒告の懲戒処分としたことを発表しました。  

県警によりますと、この男性警部補は印西市の貯水槽に会社員の男性が遺体で見つかった事件の捜査本部に所属していた2021年2月、都内の暴力団事務所の幹部に「これから捜索差押を実施するので立ち合いをお願いしたい」などと家宅捜索を行う情報を事前に電話で洩らしたということです。  

男性警部補は、4日付けで戒告の懲戒処分を受けました。  

男性警部補は事前の電話について「暴力団員とのトラブルを防止するためだった」「きわめて軽率な行為であり深く反省しております」などと話しているということです。  

県警は4日、男性警部補を地方公務員法の守秘義務違反の疑いで千葉地検に書類送検しました。  

県警の川口光浩首席監察官は「職員に対して捜査情報の保秘を徹底するとともに、適正捜査の重要性について指導・教養を図り、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

チバテレ(千葉テレビ放送)

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