置き忘れたのは“違法な金”だった…暴力団幹部「カタギになろうかと考えています」

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置き忘れたのは“違法な金”だった…暴力団幹部「カタギになろうかと考えています」

仕事をあっせんしてもらうために暴力団員に現金190万円を渡したとして、建築会社の社長の男性らが暴力団排除条例違反で勧告を受けました。受け取った現金を暴力団員がホテルに置き忘れたことが発覚につながりました。  

大阪府の暴力団排除条例違反で勧告を受けたのは東京・新宿区に本部がある指定暴力団「極東会」傘下組織の幹部(30代)と、大阪府内の建築会社社長の男性(40代)です。条例では「暴力団の威力を利用する目的で金品などの要求や供与をしてはならない」と定められていますが、社長は今年2月、暴力団の威力を利用して下請けの仕事をあっせんしてもらおうと考え、暴力団幹部に対して大阪市内のホテルで190万円を手渡したということです。  

警察によりますと、暴力団幹部はホテルをチェックアウトする際、封筒に入った190万円をホテルの部屋に置き忘れたことに気づき、15分後に取りに戻ったところ無くなっていたということです。  

暴力団幹部から相談を受けたホテルが警察に窃盗事件として申告。事情を聞いたところ、暴力団幹部が違法に受け取った金であることが発覚したということです。  

警察に対して社長は「今後は暴力団員と付き合いをせず真っ当に生きていきます」、暴力団幹部は「ヤクザで食べていくことが難しい。カタギになろうかと考えています」と話しているということです。  

警察は窃盗事件としても捜査を進めています。

MBSニュース

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