北海道 苫小牧 暴力団事務所の外側に「代紋」 警察が中止命令 住民らに恐怖感を与える
暴力団事務所の外側に「代紋」を掲げたとして、道警苫小牧署は10日、指定暴力団稲川会系小林組の幹部(51)に対し、暴力団対策法による中止命令を出したと発表しました。
発表によりますと、苫小牧市内にある組事務所のガラス窓に、小林組の代紋と「小林興業」との文字を表示しており、付近の住民らに恐怖感を与えるとして、中止を命令しました。
中止命令後、代紋は外から見えないよう覆われたということです。
警察によりますと、今回掲げられていた代紋は上部団体のものではなく、小林組の代紋だったため、周辺住民らに暴力団をイメージするかなど意識調査を行った上で、命令を出したということです。
代紋の掲示中止を命じたのは1992年に暴力団対策法が施行されて以来、道内初ということです。
HTB北海道ニュース