帰宅中に連れ去られた男性…白骨化遺体で発見 殺人容疑で組員ら7人逮捕 千葉県警

事件・ニュース

帰宅中に連れ去られた男性…白骨化遺体で発見 殺人容疑で組員ら7人逮捕 千葉県警

約8年前に松戸市の男性を拉致し殺害したとして、千葉県警は24日、殺人と逮捕監禁致傷の疑いで同市に住む指定暴力団住吉会系組員(38)ら男7人を逮捕したと発表した。今月に茨城県内の山林から男性の遺体が見つかっていた。県警は同日、松戸署に100人体制の捜査本部を設置し、事件の全容解明を進める。

7人の逮捕容疑は共謀し2014年3月14日夜、同市の高橋源太さん=当時(35)=を監禁して暴行を加え、殺害した疑い。捜査本部は7人の認否を明らかにしていない。7人のうち4人は同じ組の組員で、残り3人も知人ら。捜査本部は、7人は高橋さんと面識があり、何らかのトラブルがあったとみて、動機や経緯を調べる。

捜査本部によると、高橋さんは徒歩で帰宅途中に自宅近くの路上で連れ去られたとみられる。同日午後10時20分ごろ、近隣住民から「けんかをしているような声が聞こえる」などと複数の110番通報があり、路上には血痕が残っていた。

翌15日に高橋さんの母親から松戸署に行方不明届が提出され、県警が捜査。昨年5月に関係者から情報提供があり、県警が茨城県内の山林を捜索したところ、今月4日になって白骨化した成人男性の遺体を発見。DNA鑑定などの結果、高橋さんと特定された。さらに、情報提供に基づく捜査で7人の関与が浮上した。

捜査本部は7人の役割とともに、一部が高橋さんの遺体を遺棄したとみて調べているが、死体遺棄容疑については公訴時効(3年)が成立している可能性もあるという。

吉田容疑者ら4人は20年4月に松戸市内で別の男性に暴行を加えて監禁し現金などを奪ったとして、逮捕監禁と強盗傷人の罪で昨年12月に起訴されていた。

タイトルとURLをコピーしました