暴力団組長を逮捕、女性から現金だまし取った疑い 男性も被害、防カメで特定 住吉会傘下組織の無職
埼玉県警捜査2課と吉川署は27日、電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで、東京都豊島区駒込2丁目、指定暴力団住吉会傘下組織組長、無職の男(57)を再逮捕した。
再逮捕容疑は氏名不詳の者と共謀し、3月14日午後2時ごろから数回、朝霞市の無職女性(78)方に市役所職員などに成り済まし「医療費の還付金があります」などと電話をかけ、信じた女性に市内の金融機関のATMから指定口座に2回、現金計約140万円を振り込ませ、同3時45分ごろ、東京都新宿区の金融機関のATMから91万7千円を引き出した疑い。
捜査2課によると、男は今月7日に三郷市の無職男性(74)から現金約69万円をだまし取ったとして窃盗容疑で逮捕され、その後のATM周辺などの防犯カメラや押収品の分析から今回の関与が浮上した。
県警は共犯事件で捜査に支障があるとして認否は明らかにしていないが、余罪があるとみて捜査する。
埼玉新聞