ポーカー賭博疑いで経営者ら逮捕 1700万円売り上げか 警視庁

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ポーカー賭博疑いで経営者ら逮捕 1700万円売り上げか 警視庁

東京都千代田区のマンションでポーカー賭博店を開いたなどとして、警視庁組織犯罪対策4課などは、賭博開帳図利の容疑で、経営者の無職、小牧淳容疑者(37)=同区=と同ほう助容疑で、従業員の宮里和磨容疑者(32)=東京都板橋区=を現行犯逮捕した。組対4課によると、令和3年7月から約8カ月間で約1700万円の売り上げがあったとみられ、資金が暴力団に流れた可能性もあるとみて捜査している。

逮捕容疑は3日、東京都千代田区外神田のマンションの一室で、客に現金をかけるポーカー賭博をさせたとしている。客の20~40代の男5人も賭博容疑で現行犯逮捕した。

組対4課によると、小牧容疑者や客らはいずれも容疑を認めている。

店側は手数料として、勝った客から配当の10%を受け取っていたといい、組対4課が実態の解明を進めている。

■ポーカー台押収

現場のポーカー賭博店はJR秋葉原駅から北西に約500メートル離れたビルなどが並ぶ一角にある、ごく普通のマンション。組対4課によると、賭場を開いていた部屋は、約30畳の小牧容疑者の自宅だったという。店名は「アジト」。だが、看板の類は一切出していなかった。

3日未明、その店の周囲を、捜査員らが取り囲み一斉に室内へと踏み込んだ。客は席を立っていたが、ポーカー台の上にはチップが置かれていた。

新型コロナウイルス禍にもかかわらず、手や指の消毒用アルコールも置いていなかったといい、ずさんな運営実態の一端をのぞかせていた。

そして、午前6時20分ごろ、感染対策のため、防護服に身を包んだ捜査員らがマンションから押収したポーカー台やチップなどを入れた段ボールを次々と捜査車両に積み込み、現場から運び出した。

産経新聞

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