住民側と暴力団側が和解で事務所撤退・完全排除 富士宮市北山地区(静岡県)

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住民側と暴力団側が和解で事務所撤退・完全排除 富士宮市北山地区(静岡県)

2021年、富士宮市の北山地区から撤退した暴力団をめぐり、住民側の原告団は組員らが同じ地域に二度と来ないよう約束を取り付け、暴力団側と和解に至ったことが関係者への取材でわかりました。  

和解に至ったのは、住民に代わって原告となった暴追センターと2021年まで富士宮市に事務所を構えていた指定暴力団六代目山口組の二次団体「良知二代目政竜会」です。

富士宮市の北山地区では、県警と地域が一体となって暴力団排除活動を展開し、静岡地裁は事務所の使用を禁止する仮処分の執行や違反した場合の制裁金の支払いを求める間接強制を認めていました。

関係者によりますと、今回の和解によって原告側が間接強制を解く代わりに、暴力団側は二度と北山地区に事務所を構えないことやもし約束を破れば1000万円規模の違約金を払うことなどに合意したということです。

県警などが確認したところ、事務所だった建物では防犯カメラや電話機が取り外されたほか、組員の出入りもなくなったということで、北山地区への本格的な移転の動きから約2年で暴力団の完全排除に至りました。

静岡放送(SBS)

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