工事現場近くで転倒し軽傷、因縁付け治療費など金銭要求 神戸山口組系組員に再発防止命令
兵庫県公安委員会は4日、不当な金銭要求を繰り返す恐れがあるとして、特定抗争指定暴力団神戸山口組の傘下団体幹部の男(57)に対し、暴力団対策法に基づく再発防止命令を出した。
県警暴力団対策課などによると、男は昨年9月、神戸市兵庫区内の新築マンション工事現場近くで、歩道にはみ出していたパイロンにつまずいて転倒。軽傷だったが、誇張して因縁を付け、治療費と慰謝料などの名目で金銭を要求したという。兵庫署長が同12月、工事現場の従業員3人に対する3回の不当要求があったとして、中止命令を出していた。
再発防止命令期間は1年間で、違反した場合は同法違反容疑で逮捕される。
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