神戸山口組を指定暴力団に3回目の指定 初回時より構成員5分の1以下に 兵庫県公安委員会
兵庫県公安委員会は8日、「神戸山口組」(神戸市中央区)を暴力団対策法に基づく指定暴力団に再指定し、官報で公示した。指定は2016、19年に続いて3回目。期間は25年4月までの3年間。
指定の効力により、用心棒代やみかじめ料の要求▽地上げ行為▽示談交渉への介入-などに対し、同委員会が中止命令を出せるようになった。命令に違反すれば逮捕も可能となる。
神戸山口組は15年8月に指定暴力団「山口組」(同市灘区)から分裂し、16年4月に初めて指定暴力団となった。県警や警察庁によると、当時の構成員は約2700人だったが、21年末時点で約510人に激減した。
17年に指定暴力団「絆会(旧・任侠山口組)」(尼崎市)が分裂したほか、現在は指定暴力団になった「池田組」(岡山市)、かつての中核団体「山健組」(神戸市中央区)などの傘下組織が離脱したことが影響したとみられる。
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