「山健組」事務所、神戸山口組の使用差し止め 神戸地裁が仮処分決定

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「山健組」事務所、神戸山口組の使用差し止め 神戸地裁が仮処分決定

特定抗争指定暴力団山口組の傘下団体「山健組」(神戸市中央区花隈町)の事務所や周辺施設について、神戸地裁は17日までに、土地や施設の一部を所有する特定抗争指定暴力団神戸山口組側の使用を差し止める仮処分を決定した。  

暴力団追放兵庫県民センターが同日、発表した。事務所周辺では2019年に組員2人が射殺される事件が発生。住民の要請を受けて同センターが暴力団対策法に基づく代理者となり、山健組組長と神戸山口組組長に対する仮処分を申し立てていた。  

今回の決定で神戸山口組側は仮に抗争が終了しても事務所に立ち入れなくなった。一方、山健組に対する仮処分申請は審理が継続中といい、県警暴力団対策課の担当者は「住民に安心してもらえるよう、山健組側についても早い決定を待ちたい」としている。  

山健組は15年に山口組が分裂した際、他の直系団体と神戸山口組を結成。昨秋に山口組に復帰している。

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