暴力団2万4100人 17年連続減少 警察庁
昨年末時点の全国の暴力団勢力は前年比1800人減の2万4100人で、過去最少となったことが24日、警察庁のまとめで分かった。
減少は17年連続。暴力団排除の取り組みが浸透しているためとみられる。
一方、近年は同庁が「準暴力団」と定義し、「半グレ」とも呼ばれる犯罪グループの活動が活発化。元暴力団員が加わるケースもあり、警察当局は摘発を強化している。
暴力団勢力は2004年に8万7000人いたが、翌年から毎年減少。昨年の暴力団構成員は1万2300人、暴力団と関係が深い準構成員は1万1900人だった。
主な組織別では山口組が最大で8500人、住吉会4000人、稲川会3100人。山口組と対立抗争が続く神戸山口組からは離脱する構成員らが相次ぎ、山口組に加入する動きがある。
時事通信社