「暴力団お断り」の販売店で580万円の車購入 詐欺容疑で組長逮捕

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「暴力団お断り」の販売店で580万円の車購入 詐欺容疑で組長逮捕

暴力団の組長であることを隠して車を購入したとして、警視庁は指定暴力団稲川会系組長の男(55)=東京都八王子市=と、元妻で会社役員の女(41)=同=を詐欺容疑で逮捕し、22日発表した。いずれも容疑を否認しているという。  

多摩中央署によると、2人は2018年10月、都内の自動車販売店で、組長が暴力団関係者であることを隠し、元妻が代表を務める建設会社の名義で乗用車を約580万円で購入した疑いがある。同店は都暴力団排除条例に基づき、暴力団関係者へは販売しないこととしていた。署は、こうした事情を知っていた組長が、元妻の会社を隠れみのにして契約を結んだとみている。  

車は組長が買い物などのために日常的に使っていたという。組長は「(契約したのは自分に)関係ない会社で、だましたつもりはない」と話しているという。

朝日新聞社(比嘉展玖)

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