大手銀行狙った不正アクセス事件 暴力団資金源か 構成員6度目の逮捕
大手銀行のインターネットバンキングから不正に送金された金が沖縄県内のATMから引き出された事件で、警察は暴力団員の男を再逮捕しました。
不正アクセス禁止法違反などの疑いで再逮捕されたのは指定暴力団旭琉会二代目ナニワ一家の構成員、上地清一容疑者(33)です。
警察によりますと、上地容疑者は2019年11月から12月にかけて別の何者かと共謀して東京にある大手銀行のインターネットバンキングに不正にアクセスし、県内のATMから現金およそ940万円を騙し取った疑いが持たれています。
銀行口座を持つ被害者のスマートフォンなどに銀行を装ったメッセージを送り、偽サイトにアクセスさせてIDやパスワードを盗み取っていました。
警察は捜査に支障があるとして上地容疑者の認否を明らかにしていません。
上地容疑者の一連の事件での逮捕はこれで6度目で、警察は不正に得た金が暴力団の資金源となっていたとみています。
沖縄テレビ