2021年の大麻押収量が急増 直近5年間で最大に 成田空港

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2021年の大麻押収量が急増 直近5年間で最大に 成田空港

成田空港の2021年1年間の大麻の押収量が、直近5年間で最大になったことがわかりました。  

東京税関成田税関支署によりますと、2021年1年間で成田空港での不正薬物密輸入事犯の摘発件数は25件で、押収量は96キログラムとなりました。  

このうち、例年だと大きな割合を占める覚せい剤の密輸は摘発件数11件で、前の年の約8割に、押収量も約73キログラムと9割程度となっていて、新型コロナによる入国者数の減少が影響しているものと見られます。  

一方で、大麻の押収量は約21キログラムで前の年の2.5倍に急増していて、直近5年間では最も多い押収量になったということです。  

手口としては、大麻の成分を濃縮し液状にした液状大麻が多く、成田空港ではプラスチックのボトルや缶詰に入れて密輸しようとする事例が確認されています。  

東京税関は、大麻の密輸が増えた要因として、合法化されている国からの入手増加や国内の違法薬物への抵抗感が薄れていることなどを挙げていて、「国内外の関係機関と緊密に連携し、水際での流入阻止に一層努めていく」としています。

チバテレ(千葉テレビ放送)

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