神戸山口組系組長ら2人に妨害防止命令 暴対法基づき、京都で初
京都府公安委員会は18日、損害賠償請求訴訟の被告となった特定抗争指定暴力団神戸山口組系の男性組長(82)=京都市左京区=ら2人に、原告の不安を招く行為をしてはならないとする暴力団対策法に基づく妨害防止命令を出した。同命令の発出は府内で初めてという。
府警によると、組長ら2人は東京都の会社役員(54)から2億5千万円をだまし取った疑いで昨年10月に逮捕されたが、嫌疑不十分の不起訴処分となった。役員が今年2月、被害金や慰謝料などを求めて京都地裁に訴訟を起こしたため、妨害防止命令を出したという。
京都新聞