テーブルの天板に4億円相当の覚醒剤 密輸容疑で山口組系幹部ら逮捕

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テーブルの天板に4億円相当の覚醒剤 密輸容疑で山口組系幹部ら逮捕

4億円相当の覚醒剤をテーブルの天板の中に隠して密輸したとして、警視庁は、いずれも指定暴力団山口組系組幹部の石井和夫容疑者(57)=東京都台東区橋場2丁目=と木村昌倫容疑者(53)=同区千束3丁目=の2人を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで逮捕し、14日発表した。2人は「身に覚えがない」などと容疑を否認しているという。  

薬物銃器対策課によると、2人は昨年10月、密輸グループと共謀し、覚醒剤約7キロ(末端価格4億1千万円相当)を米国から荒川区のマンションに航空便で送り、密輸した疑いがある。覚醒剤は厚さ4センチの天板(縦64・5センチ、横47・5センチ)2枚の中に、計四つの袋に分けて隠されていた。  

密輸は海外の捜査機関からの情報提供で発覚。同課はこれまでに、覚醒剤の受け取り役として準暴力団「チャイニーズドラゴン」のメンバーの男(47)とイラン人の男(38)のほか、受け取りの指示役として山口組系組員の男(41)をそれぞれ逮捕している。同課は今回逮捕した2人が密輸を計画したとみている。

朝日新聞(土舘聡一)

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