複数人で「殺すぞ」と脅したなどとして逮捕の暴力団組長ら10人を不起訴処分　名古屋地検豊橋支部

2021年7月に愛知県豊橋市の飲食店で、客の男性を複数人で「殺すぞ」などと脅した後、被害届を出さないよう強要したとして逮捕された暴力団組長の男性ら10人が不起訴処分になりました。　

29日付で不起訴処分となったのは、愛知県岡崎市の暴力団組長の男性ら10人です。　

10人のうち6人は、2021年7月、豊橋市内の飲食店で、当時43歳の客の男性を「お前殺すぞ。もうさらう。山か海かどっちが良いんだ」などと数人共同で脅した疑いで逮捕されていました。　

また6人中の2人と、別の4人は、この後、被害者の男性に「事件にせんとって下さい。被害届は出さんとってくださいね」などと電話で脅し、被害届の提出を断念させた強要の疑いで逮捕されていました。　名古屋地検豊橋支部は、いずれについても不起訴の理由を明らかにしていません。　

一方、岡崎市の暴力団組長1人については、脅迫の際、被害者の顔を殴ってけがをさせた傷害の罪で18日付で起訴されています。

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