兵庫県内の最大勢力は山口組に 暴力団構成員、過去最少690人 13年連続減
山口組と神戸山口組、絆会が本拠を置く兵庫県内では、構成員と準構成員ら合わせて690人で、前年から80人減となった。暴力団対策法が施行された1992年以降最少で、13年連続で減少している。
県内では2015年の山口組分裂以降、神戸山口組が最大勢力だったが、今回初めて山口組が逆転。山口組の構成員と準構成員らは160人増の計310人で、県内最多となった。対立する神戸山口組の中核団体・山健組を取り込んだことなどが影響した。神戸山口組は前年からほぼ半減して240人。絆会も40人減らし、50人となった。
県警組織犯罪対策課は「取り締まりや規制の強化で組員の生計維持が困難になってきており、暴力団離れが進んだ」とみている。
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