暴力団員と名乗り顔殴る 大阪府警、容疑で巡査長を書類送検
大阪市内の路上で客引きをしていた男性に暴力団の組員と名乗り、顔を殴ってけがをさせたとして、大阪府警は8日、傷害容疑で天満署地域課の男性巡査長(25)を書類送検し、本部長訓戒の処分とした。巡査長は同日、依願退職した。
書類送検容疑は、1月中旬、大阪市都島区の京橋駅近くの路上で、客引きをしていた男性の顔を殴り、全治2週間のけがをさせたとしている。
府警によると、巡査長はこの日は休みで、1人で酒を飲んでいた。男性に対しては実在する暴力団の組員を名乗ったという。調べに対し、「悪いことをした。反省している」と容疑を認めている。
府警監察室は「警察官としてあるまじき行為で誠に遺憾。再発防止に努めていく」としている。
産経新聞