「山口組」指定暴力団に１１回目の指定　構成員は４千人に減少、勢力範囲は増加　兵庫県公安委

兵庫県公安委員会は１７日、「山口組」（神戸市灘区）を暴力団対策法に基づく指定暴力団に再指定し、官報に公示した。指定は１１回目で、期間は２０２５年６月までの３年間。

指定の効力により、用心棒代やみかじめ料の要求▽地上げ行為▽示談交渉への介入－などに対し、同委員会が中止命令を出せる。命令に違反すれば逮捕できる。　

県警組織犯罪対策課によると、山口組は１９９２年６月に初めて指定暴力団に指定された。２２年３月現在の構成員数は約４千人で、前回指定時の１９年より３００人減少した。一方で、勢力範囲は青森の１県が増え、４４都道府県になった。

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